今日は人型キャラクターのモデリングをしていた。モデリングの際にはキャラクターの頭身等を合わせる為のリファレンス画像を背景に表示して、モデルの上に重ねたりしながらパーツの大きさを調整していくのだが、いくら背景の画像に合わせて頂点を置いていっても形が合わず、奇形になってしまう。

理由を考えた結果、そもそも元の絵自体にパースがついているにも関わらず、平行投影でモデルを表示している事が問題だとわかった。表示モードを透視投影に変えた上で調整したら上手くいった。

今回使った画像はネットで拾った絵の中から正面を向いたものを選んだのだが、もちろんこれは三面図ではないのでパースがついている。ではイラストレーターから図面を受け取ってモデリングする場合はどうなのか?プロのイラストレーターでも、完全にパースのかからない「人物の絵」を描けるんだろうか?いや、それよりも、モデラー側が人型キャラの絵にパースがついているかどうかを判別出来るのか?工業製品の三面図と比べると、ずっと難しそうだ。そう考えると、下絵に重ねてメッシュを張ったりする工程は、プロの現場では行わないかもしれない。仮にやったとしても、カメラの位置を注意深く設定しながら行うことになるだろう。